【breath】
呼吸、生命、生命力、
一息の間、瞬間、休息、風のそよぎ
今日あるものが、明日あるかわからない。
目指していたもの、大切にしていたもの、当たり前に思っていたこと、
拠り所にしていたものが、揺らぐ。
そんな世の中を、私たちは生きている。
だからこそ、私たちは ”確かさ” を求めて生きようとしたくなる。
スキル、ロジック、正しい解、社会評価、経済的収入だったり。
でも、それは本当に確かなものだろうか?
そこに重きを置くことが、本当に自分が望む人生なのだろうか?
もし、この不確かさの中を、呼吸をするように自然に生きていくことができたら、
その人生はきっと楽しくなる。
そんな生き方を望む人に、このプログラムを届けたい。
SHIFT-x 村上 卓
Napura-works 吉川 舞
コアな学びとなるもの
変わらない土台を築く
人としての根源を大切にした
普遍的な生き方
私たちはたくさんのものを持っている。たくさんの情報に囲まれている。たくさんのやることに追われている。そして、不確実な世界を生き残らなければという恐れから、それら多くの物事を手にしよう、保持しようとする。しかし、多くを持とうとするほど、手放せないものが増え、むしろバランスを崩してしまう。
不確かさの中で生きるためには、「どれだけ多くを手にするかより、何を手放せるか?」であり、「人として本当に大切なことは何か?」を見極めることだ。そうして、よりシンプルで安定した土台を築いていってほしい。
しなやかな軸をもつ
直感を使い、
変化を受けとめるしなやかな軸
不確かなこの世界の中で起きる思わぬ出来事。理不尽や困難に翻弄されることもあれば、不確かなチャンスを前にしてリスクを考えて立ちすくんでしまったり。私たちは不確実さを排除し、コントロールし、確実性を求めたくなる。
こうした不確実な流れの中で、本当の自分が望む人生を生きていくためには、流れに翻弄されるのでもなく、抗うのでもない。直感を使い、予期しない出来事に意味を見出し、内なる声に耳を澄まし、選択していく。そこから自分の人生を歩いていく。そんなしなやかな軸をもって生きていってほしい。
なぜ、ここなのか?
(何がその学びをもたらすのか?)
「村の暮らし」をお借りする
コンポントムのサンボー・プレイ・クック遺跡周辺にある村、ここはアンコール王朝からさらに時代を遡る1400年前に王都として栄えたイシャナプラがあった場所。
現代のこの村に住む人々は、この土地にずっと根を張り、自然と向き合い、自分たちの手で暮らしをつくりながら、いまを確かに生きています。度重なる社会の変化の中で、時に翻弄されながらも、しなやかに、呼吸をするように。
プログラムでは、この村にホームステイし、村の当たり前の暮らしにお邪魔させてもらいます。いつもと違う、誰かの日常を通じて「何を手放すことができるのか?」「人として根源的に必要なことは何か?」を体験から学んでいきます。
「神秘の遺跡」で感性を磨く
この地域には、「サンボー・プレイ・クック=豊かな森の寺院」と呼ばれる遺跡群があります。プラサート・サンボー、プラサート・イェイ・ポアン、プラサート・タオの3つの寺院群を中心に200を超える古代の祠が残されています。7世紀 イシャナプラの時代に国の安寧のために王が建造した寺院は、その名の通り豊かな森の中にひっそりとたたずみ、時を重ねた遺跡と森とが持つ空気のなかに「何かの存在」を感じることができるでしょう。
プログラムではこの遺跡で時を過ごし、心をひらき、思考を手放し、感性を磨きます。古代の遺跡が生みだす場と呼吸を通じて、ロジックではなく「自らの内なる声を聴く力」、何かから「メッセージを受け取る力」、「直感」を磨いていきます。
※サンボー・プレイ・クックは2017年に世界遺産登録されたばかりです。まだ訪れる人も多くなく、森と遺跡と隣り合う村々の暮らしがゆるやかに融合した姿が自然にそこにあります。
「発展した街」と対比する
シェムリアップは、世界遺産のアンコール遺跡群のお膝元として、世界でも有数の一大観光地として急速に発展してきた街です。この街のいまは、サンボーの村や遺跡にある時間とは異なるものです。これは、世界遺産になったサンボー・プレイ・クックに訪れる未来の姿かもしれませんし、経済発展した日本のいまを想起させるものかもしれません。
プログラムではこのシェムリアップの街や遺跡も訪れます。「どちらがよくて、どちらが悪い」を問うものではなく、「大切にしていきたい、それぞれのよさ」や「私にとっての、ちょうどいい」を見出していくことにつなげます。
プログラムの詳細
Pre-Learning
in Japan
DAY 1~2
in Siem Reap
現地集合・キックオフ
DAY1夜に現地集合、翌朝にキックオフ。目的の再確認や、メンバー間のアイスブレイク、街に馴染んだり、プログラムが始まるにあたっての心の準備の時間。
世界遺産の遺跡・街の体感
世界遺産「アンコール遺跡群」と、観光都市として栄えてきたシェムリアップのいまを体感する。
DAY 3~6
in Sambor
村のひとたちは、ヒトとヒトのつながりの中で豊かに生きている。村でホームステイし、村を歩き、日常の暮らしの中での偶然の出会いの中でそれを体験していく。
「ヒトとヒト」のつながり
村のひとたちは、自然とのつながりとともに生きている。身の回りの環境から食材を調達し、おいしく食事をいただくことから、その豊かさを体験していく。
「自然」とのつながり
土地に残る古代都市の記憶をたどったり、遺跡の背景に触れつつそこで時を過ごし、人智を越えた何かからメッセージを受け取る感性を磨いていく。
「大いなるもの」とのつながり
呼吸に意識を向け、思考を手放し、内なる声に耳を澄ませていく。自分の中にある恐れと、本当の自分が求めているものを聴きわけ、選択する力を磨いていく。
「自分」とのつながり
DAY 7
Sambor to Siem Reap
自身の感性を大切に歩み、Forbes「30 UNDER 30 JAPAN 2019」にも選ばれた起業家、kumae の山勢拓弥氏との対話から、プログラム後の人生への気づきを得る。
ロールモデルとの対話
帰国の途へ
シェムリアップにて解散し、それぞれの暮らす場所へと帰っていく。
※ そのままカンボジアを旅するなど、DAY8以降の
旅程は各自で立てていただいて大丈夫です。
※ 場合によっては、視察先などスケジュールが
変更となる可能性もあります。
不確かさの中で生きること、人類の歴史についての書籍、遺跡の背景にある宗教についてのレクチャーにより、事前に基礎となるリベラルアーツを学ぶ。
事前学習
募集概要
●日程:
第3期: 2019年 12月29日 (日) 〜 1月 4日 (土)
※ 12/29 夜中までにシェムリアップ市内に集合。
1/4 夕方に同市内にて解散、1/5には日本着を予定。
第4期: 2020年 3月17日 (火) 〜 23日 (月)
●定員: 12名 ※ 第3期は満席にて受付終了
●参加費用:
一般: 15.0万円 → 早割: 13.0万円
学生: 12.4万円 → 早割: 10.4万円
※ 第4期の早割は2月9日までのお申込みに適用されます。
※ 費用には現地での交通費・宿泊費・食費(一部自己負担)を含みます。
また、費用の一部は現地到着後に現地旅行会社にお支払いいただく形になります。詳細は下記「お申し込みページへ」よりアクセスいただくと記載されています。
Produced by
O kru Ke Village, Prasat Sambor District,
Kompong Thom Province, Kingdom of Cambodia